<愛奴 ゆい> その2
麻縄で縛っていくつかの写真を撮った後で、ベッドでしばしの休憩だ。
ベッドで抱き合っていると、少し触っただけでもくすぐったいと逃げていくしぐさが可愛い。
若い肌は縄の跡がすぐに消えてしまう。
ベッドの中にいる姿にカメラを向けると、恥ずかしがってゆいは布団の中に隠れてしまう。
ベッドの白いシーツに白い肌、そして赤い首輪のコントラストがきれいだ。
調教だけでなく、一緒に布団にくるまって他愛もないおしゃべりをしたり、抱き合ったりキスをしたりして過ごす時間も、楽しいものだ。
そんな時間をしばらくの間、楽しんでから、次の調教に移る。
僕が先にベッドから出て、麻縄などの準備をしている間、一人ベッドの中でさびしそうにしている姿もまた可憐だ。
「さあ、準備ができた。こっちに来なさい」
僕がベッドの中にいるゆいに声をかけた。
「はい」
期待と不安の入り混じったような、そんな声で返事をする。
今度は、麻縄で上半身を縛り上げた後で股間縄だ。
まず、ゆいのウエストに麻縄を巻き付けてから、おへその下あたりで結ぶ。
そのまま残りの麻縄を、ゆいの股間に通していく。
2本の麻縄をゆいの股間に通す時、僕は指でゆいの2枚のラビアを広げて、ラビアの間を通すようにした。
「あ…」
小さく声を漏らして、ゆいが僕の指に反応する。
ラビアの間は、ぬるりとした感触があった。
そこに麻縄のザラザラとした刺激が加わっていく。

「いゃ」
ゆいは体をよじって、僕の股間縄から逃れようとする。
むなしい抵抗だ。
「さあ、そこに膝をついて」
ゆいを梁のある位置まで連れてきて、そこに膝をつくような恰好にさせた。
その恰好で、股間縄を梁のフックに通してゆっくりと引き上げていく。
「ああぁ…」
縄が引き上げられると、股間を通ってウエストに縛られている縄が前にゆいの身体を引き倒していく。
ゆいの身体が床に前のめりになって、ゆっくりと倒されていった。
ゆいはおでこを床に着いて、股間縄が引き上げられた恰好のまま耐えている。

