M女の隠れ家

<奴隷 里奈> その53
体を起こした里奈に、僕は言った。

「少し歩いてみようか?」

股間縄を通されたまま歩けば、敏感なところを強く刺激する。
鉄格子に取り付けた鎖のリードを外して、僕はそれを引っ張った。

「ほら、こっちだ」

「いやっ…」

里奈が股間の刺激に反応して、可愛い声で抵抗する。



鎖のリードを引きながら、アルファ・インの部屋の中を歩かせる。

「あう…」

リードを引っ張ると、里奈の声が漏れる。
数歩だけ足を動かして、また立ち止まってしまう。

股間に当されている麻縄が、歩くたびに敏感なところを刺激するのだ。
「ほら、ちゃんと歩いて!」

僕の声に急かされるようにして、里奈はそのきれいな形をした眉をしかめて刺激に耐えている。
鉄格子の前から反対側の部屋の壁際までヨロヨロと里奈は歩いた。

「ようし、ここまでだ、ここで立ちなさい」

マジツクミラーの鏡の横に立たせて、壁の柱に鎖のリードの端を取り付けた。
鏡の写る里奈は、まるで女の子が二人いるかのようだ。





「ちゃんと顔を上げなさい」
うつむいている里奈の顔を、僕の命令でいつものように引き起こす。

石造りのしっかりとした壁に備え付けられている頑丈な磔(はりつけ)は、白くてか弱い里奈の肌と奇妙なコントラストだ。