M女の隠れ家

<奴隷 里奈> その59
「あぁあ…、ご主人…さまぁ…、ああぁ」
里奈が泣きながら僕に訴えている。

屈むことができず、爪先立ちになるほどに伸びあがったままで、上に引っ張りあげられている乳首の痛みに耐えている。
足元がフラフラしている。

もう限界に近いのだろう。



こんな体勢のまま、いつまでも立っていられるものではない。
乳首責めの時間も、そろそろ終わりに向かっているようだ。

僕は里奈の乳首に噛み付いているクリップに手をかけた。
「クリップを外すよ。よく耐えたね、いい子だ」

クリップを外すと、里奈は縛られたままの体をヨロヨロと僕にもたれかけて来た。
頬には涙が流れていた。

「よく頑張ったね、よしよし」
里奈の頭を撫ぜて、僕は縛られたままの里奈の体を抱きしめた。

「あっ、あ、ああ…」
里奈は声を上げて泣き出した。

これまでの責めで、里奈の理性は完全に崩れ落ちてしまっていた。
しばらく僕の腕の中で泣いた後で、里奈は少しずつ落ち着いてきた。

その白い体に巻き付いている麻縄を僕は解いて行く。
「さあ、次はこっちだ」
全身の麻縄を解いてから、里奈をSMチェアに連れて行った。

アルファインの部屋には、赤いSMチェアが備え付けてある。
両手と両足を大きく開いた格好で革バンドで固定できて、股間を開くようにして座るイスだ。

イスの横のハンドルを回すと、イス全体が後ろに倒れて、仰向けになる。
「ここに座りなさい」

里奈をSMチェアに座らせて、体を革バンドでイスに固定した。



初めてのSMチェアに、里奈は少し不安げだ。
どんなことになるのか、興味もあるようだ。

乳首責めのような痛さはなく、爪先立つようなこともなく、イスに座っているだけだ。
これまでの責めから比べれば、ずいぶんと楽な体勢だ。