M女の隠れ家

<奴隷 里奈> その63
「あぁ…い…いくぅ…」

里奈が絶頂を迎えようとしている。
僕は里奈に「いく時は黙っていくな。必ずいきますと言え」と命令してある。

もうすぐ里奈はイッとしまう。
その直前に、僕はローターのスイッチを切った。

「はあ、はあ、はぁ…」
激しい息遣いだけが残り、ローターのぶつかり合う音も消えてしまった。





「あぁん…、ご、ご主人さまぁ」
頬をピンク色に染めながら、乱れた呼吸の中で里奈は僕の姿を求めている。

「うん? どうした?」
里奈の声に、僕はわざと落ち着いた声で答えた。

「いきたい…、いきたいです」

「うん、イッていいよ、ほら、いきなさい」

「…、…」
里奈はSMチェアの上で拘束された体を動かそうとしているが、革バンドがしっかりと里奈の体を固定しているので、ほんの少ししか動かない。

「いけない…」
ローターの振動が止まってしまっていて、里奈の体には何の刺激も与えられていない。
そんな状態でイクのは、里奈には無理なのは分かっている。

「ほら、どうしたんだい? イッていいんだよ」

「…いけない…、ご主人様ぁ…、いけない」
悲しそうな声で、里奈が僕のほうを見つめている。





いく直前でローターのスイッチを切られてしまった里奈は、僕をじっと見つめている。

「は…は…はぁ」
また息遣いが荒い。

「ご…ご主人さまぁ」

「うん、どうしたんだ?」
僕はまたさっきと同じように落ち着いた声で答える。

「動かしてください」

「うん? 何をだ?」
僕は里奈の望みが分かっている。
分かっているが、それを里奈の口から言わせたいのだ。

「ローターを…、ローターを動かしてください…」