M女の隠れ家

<愛奴 綾乃> その18


白い肌に残る赤い縄の痕は、M女の悲哀を感じさせる。

こんな責めを受けることで、どうしようもないほどの満足感と幸福感を感じてしまうM女。
どうしてこんな体になってしまったのだろうという問いを発する女もいる。

しかし、それは「こんな体になった」のではない。
初めから、体の中に持っていたものなのだ。

それがただ僕の調教によって目覚めて、目覚めの喜びを感じているのだ。
M性とは「持って生まれたもの」と言われるが、まさに初めから体の中に存在していたのだ。
いとおしいM女よ。僕の愛奴よ。
縄を解きながら、そう思う。

こういう性を持って産まれた女に、僕は心からの愛情をそそぎたい。
赤くなった縄の痕を、優しくさすってやり、ゆっくりと僕は唇を這わせて縄の痕が残っている肌を舌で舐めてやる。

痛々しさを消すかのように、僕の責めを償うためのように、できる限りの愛情を持って、肌を舐める。



女の肌を舐めていると、女は僕の行為に満足するかのように
    「ああぁ・・」
と切なそうな声を漏らした。

乳房に残る縄の痕は、二の腕からつながっている。
まだ少し乳首が立ったままだ。

ゆっくりと、立っている乳首に唇を這わせていく。

乳首を舌の上でころがすように舐めていくと、感じてしまって首が横に折れた。
ほどいた縄がベッドの横に散らばっているが、そのままにして、女の体を抱きしめた。

女は、もう僕にしがみついてくる力が残っていないらしい。
僕になされるがままに、体をまかせている。

後は、ベッドの上でしっかりと抱きしめて、体中をさすってあげた。
縄の痕は、たっぷりと舐めた。
僕の唾液と愛情が痕を消すくらいまで舐めた