<奴隷 絵美> その9
僕は鎖のリードを引っ張って絵美を歩かせ、絵美の泣き声を楽しんだ。
部屋の中をリードに引っ張られて、よろよろとお尻を淫らに振りながら歩く姿は、とてもいやらしくてセクシーでもあった。
「いゃ・・ぁ・・・。」
首輪に付けられた鎖のリードからは、後ろ手に縛り上げられていては、絵美は逃れることができない。
僕が引っ張り回すリードの動きに抵抗することができないのだ。
僕の引っ張るリードに抵抗しようと、絵美が両足に力を入れた瞬間、股間縄が絵美の中に深く食い込んでいった。
「きやぁ・・・。」
まるで逆効果だ。
抵抗すればするほど、もがけばもがくほど、この股間縄は絵美を狂わせていく。
ホテルの部屋の中をふた回りほどした後、僕は絵美の首輪から鎖のリードを外した。
「ようし、次は向こうの部屋まで歩いて行こうか?」
僕はそう言って、ホテルの部屋の明かりを消し、先にその部屋から出た。
明かりの消えた暗い部屋の中に、全裸で股間縄で縛られたまま一人取り残された絵美は、僕をすごく不安そうな目で見上げる。
「ほら、こっちの部屋までおいで。」
僕は部屋から出て、暗い部屋の中に残してきた絵美に声をかけた。
しばらくして、絵美が暗がりの中から股間縄の刺激に耐えながら、一歩ずつ前を確かめて歩くようにして出てきた。
「・・・・・・・・・・・。」
声にならない泣き声が漏れる。
一人ぼっちにされ、暗い部屋に取り残されるのが耐えられないのだ。
股間縄の刺激を受けながらも、自らの足取りで僕の待つところに、よろけながらも歩いて来る。
歩くのを止めることもできるのに、絵美は必死に股間縄の刺激に耐えながら、僕のいるところまで歩いて来る。
数歩、足を前に進めては止まり、肩で息をする。
そして、また数歩、ゆっくりと歩く。
時々、肩を壁に寄りかけて倒れそうになってくのを、我慢している。
そんな姿を遠くから、僕は眺めている。
僕が自ら絵美に何かをするというのではなく、絵美自身が股間縄のままで歩くのだ。
こんな調教は、僕のS性にとても合っている。
うつむき加減で、自分の足のつま先を見つめるようにして、一歩ずつ歩いて来る。
よろめきながら僕のほうに歩いてくる姿は、とてもいじらしい。




僕は部屋のソファにゆったりと座り、絵美がこちらに到着するのを待っている。
僕はしずかに音もたてず、黙ってソファに座り、絵美の到着を待っている。
今、僕の座っているところは、絵美からは見えない。
廊下がカーブしているからだ。
絵美は僕が今どこにいるのか、分からないたろう。
遠くから絵美の声が、聞こえてきた。
「はあ・・・はぁ・・・・。」
荒い息が聞こえてくる。
股間縄の刺激に耐えながら、絵美が僕のところに歩いてくるのだ。
廊下が丸くカーブしているところに、ようやく絵美が現れた。
絵美は僕がソファに座っている姿を見つけ、ホッとしたかのようにその歩みを止めて、カーブしている廊下の壁に身体をよりかけた。
今にも倒れそうになっている。
膝が崩れそうだ。