M女の隠れ家                                           <奴隷 幸子> その9  



「は…ぁ…」
幸子は僕に言われるままにじっとその場で立ちながら、麻縄の刺激に耐えている。

だが、時にその麻縄の魔力に心が引き込まれるのを堪えるかのようにして、ふと声を漏らす。
僕の命令に従って立たされてから、まだ数分が過ぎただけだろうか。

時間の感覚が歪んでいく。
もう数十分も過ぎたような気もするし、数分のような気もする。

時間の溶け出したようなねっとりとした静かな空間だ。
幸子の上半身が少し傾いてきた。

「はぁ…、は…」
呼吸の声とは少し違う、苦しさに耐えているような声が聞こえる。

僕はまだ何も言わない。
ただ黙って幸子の姿をカメラに収め続けている。

ピンクの可愛いブラジャーとショーツ姿の女の子が、黒い首輪を付けられ、麻縄でいやらしく縛り上げられて、ラブホテルの一室に立たされている。
そんな姿を僕は写している。

美しさを感じる。
すっきりとした無駄な贅肉のない幸子の体は、白くてシミひとつない。

抱きたい。
その思いに堪えきれなくなってきた。

僕はカメラをソファに置いて、幸子に近づいていった。



幸子の肩を抱き、その髪が被さっている首筋から耳に僕は唇を当てた。
「あ…」

幸子の少し高いトーンの声が漏れた。
僕は一度その肌に唇を触れてしまうと、もう止めることは難しくなってしまった。

麻縄で縛り上げられて抵抗の出来ない女の子の白い肌。
それを目の前にして僕は自分の欲望を我慢し続けることが、どれほど困難なことかを強く感じさせられている。

僕の股間が硬く大きくなって痛いほどだ。
幸子の首筋から耳に舌を這わせ、僕の唾液で塗らしていった。

幸子は顔を上に向けるようにして、僕の舌と唇の攻撃を受けている。
「ああぁ」

声を出すのを必死で我慢している。
その仕草が可愛い。

僕はその声に反応し、一旦幸子の体から離れて、またカメラを持った。