M女の隠れ家                                           <奴隷 紀子> その9  

「さあ、今度は目隠しだ」
僕はカバンの中から、持って来た目隠しを取り出した。

「乳首のクリップを外すぞ」
僕はそう言って、乳首に付いているクリップを外した。

クリップはずっと付けたままでいると、感覚が麻痺して痛みが感じられなくなるものだ。
だが外す時が、また痛いのだ。

目隠しをしてから、乳首のクリップを外す時、紀子は
「う、ぅぅ」
と、クリップを外す痛みに声を漏らした。

これで乳首の痛みから開放された。
だが目隠しをされて、何も見えない。



人は目隠しをされると、平衡感覚を維持できなくなるものだ。
これまで何とか片足だけでも立っていられたが、目隠しをされると、紀子も段々とバランスが崩れ始めた。

体がグラリと揺れる。
「……」

声にならない。
紀子の吐息が漏れた。

もう片足で立っていられる時間もそう長くはないだろう。
股間からはローターのブーンという振動音が、絶え間なく聞こえてくる。

「はっ…はぁ…」
荒い息の紀子は、股間の刺激にも耐えながら、まだ辛うじてバランスを維持していた。

さあ、そろそろ乳首の痛みも取れたころだろう。



僕は意地悪だ。
もう一度、クリップを付けて引っ張ってやろうか。

目隠しをされ何も見えなくなっているところに、僕は黙って何も言わずに乳首にクリップを付けた。

「いやぁ」
紀子は乳首に甦っていた痛みに、大きく声を上げて、それを拒んだ。

だが何も見えない状態では、次に何をされるのかも知ることができない。
僕は両方の乳首にクリップを咬まして、そのゴム紐を今度は吊られている足の縄に縛るのではなく、手に持っている。



そして、そのゴム紐を僕は右側にグイッと引っ張った。
「あぁ…」

紀子は乳首を引っ張られて、体も右にグラリと動いた。
「きゃ」

可愛い泣き声だ。
ただでも、目隠しをされて片足で立たされバランスが崩れやすいところに、小さな細い紐とは言え、乳首に付いているゴム紐を引っ張られたのだ。

体がグラグラと揺れだした。
「ああっっ」

ちゃんと真っ直ぐに立っていることが難しい。
今度は左側に僕はゴム紐を引っ張った。

「いやぁぅ」

「ほうら、どうだ?」
そう言いながら、僕はゴム紐をまた右側に引っ張った。

「乳首が引っ張られて痛いなあ?」

「ああっ…」
紀子は僕のゴム紐の動きに従って、その不安定な体を揺らしていく。

可愛い泣き声をあげながら。