M女の隠れ家                                           <奴隷 紀子> その10  

目隠しをされて片足で立っているのは、普段でも難しいものだ。
そこに、乳首のクリップのゴム紐を左へ右へと引っ張れば、もう体はグラグラと揺れていくしかなかった。

「いやぁ…あぁ」
紀子の悲鳴がこのアルファ・インの部屋に響いた。
「だめ…」

「ほうら、こっちはどうだ?」
僕はゴム紐をまた右の方向に引っ張った。

「いやあぁぁぁ」
クリップが咬んでいる乳首が痛々しいほどに飛び出して、僕が引っ張るゴム紐の方向に捻じ曲げられている。



「次は反対側だ」

「ああ…ぁぁあ」
乳首の痛みに紀子が泣いている。

乳首に付けたゴム紐を引っ張りまわされ、もうフラフラになっている。
体が揺れるたびに、股間縄はますますその敏感なところに食い込んでいって、刺激を強くしている。

胸に巻きつけられた縄の背中には、チェーンのフックがしっかりとかかっていて、股間縄からつながっている縄と結ばれている。
体を倒すこともできない。

片足で立っていることも、いつまでも続けられるものではない。
支えている左足が少し震えている。

股間縄の食い込みが段々ときつくなっている。
ウエストに巻いた縄が股間縄からつながっていて、それが引っ張り下げられているので分かる。

「あぁ…うぅ」
僕を呼んでいる。
「ご…主人…さまぁ」
目隠しをされて見えない僕を、紀子は呼んでいる。

「どうした? 僕はここにいるぞ」

「……」
僕の声に安心したのか、紀子からの返事はなかった。



「さあ、次は別の刺激をあげようか」
こんな状態で、目隠しをされて乳首を引っ張りまわされ、ローターの刺激でフラフラになっている紀子に、僕はさらに新しい刺激を与えることにした。

僕は、乳首ローターを使うことにしたのだ。
振動する小さなモーターがそれぞれに付いていて、乳首に振動を与えることができる。

僕は紀子の乳首に付いているクリップを外した。
「う…」

また外す時に痛みで、紀子はうめき声を漏らした。
僕は何も言わずに、木製のクリップの代わりに、カバンの中から、乳首ローターを取り出して、紀子の乳首に付けた。

「あ…」

これまで散々に、クリップで痛みつけられた乳首は、とても敏感になっているはずだ。
もう微かな刺激にも反応するほどになっている乳首に、僕はピンク色の乳首ローターを取り付けた。

この乳首ローターはさっきまでの木製クリップのような強く咬む力はない。
咬む力が弱いから、痛みはずっと少ないはずだ。



この乳首ローターのリモコンを、オマンコに埋め込まれたローターのリモコンと同じく、吊られている右足の縄に挟んだ。
目隠しをされていて何がどうなっているのか分からないまま、紀子は僕のすることに怯えていた。

「さあ、スイッチを入れてあげよう」
僕はそう言って、乳首ローターのダイヤルを回した。

ビーンという少し高い音が、両方の乳首から響きだした。
「ううぅぅ…ぅぅん」
紀子の声のトーンが変わった。

「ううぅ…うわ…」
初めての刺激に、紀子は驚いたような声をあげた。



「どうだ? これは乳首ローターだ、これも初めてだな」

そう言って、僕は乳首ローターのダイヤルを最強のところまでグルリと回した。
「いやああ」
その瞬間、紀子の悲鳴が響いた。

「そうだ。いい声だ」

僕はそう言いながら、持ってきたカバンの中から鞭を取り出した。
「もっと刺激を与えてやろうかな」