M女の隠れ家                                            <SM小説 電話調教の子>


第8話  イキたい・・・。

窓のカーテンにしがみつきながら、美穂は全身を走り抜けていく電流のような快感に、頭の芯がしびれていくのを感じていた。
「はっ、はっ、はっ・・」
荒い息が、震える膝が、美穂がもう立っていられないほどだということを現していた。
「ご主人さまぁ・・、イキたい・・・、イキたい・・です・・」
美穂は僕に泣きそうになりながら、訴えている。

だが僕はそれをまだ許すことはしなかった。
イクのは美穂にもっと狂うほどの快感を味あわせてからだ。
「そんなところで立ったままで、イクのか?」
「いやらしいなあ。美穂は」
「ガニ股でオマンコにサインペンを2本も付き立てた格好で、イクのか?」
言葉で僕は美穂を嬲っていく。

「いやぁ・・・、ああぁ・・」
僕の言葉に自分の今の姿をあらためて思い出したかのようにして、美穂は泣き声を上げた。
「ああぁ・・ん」

「イヤだよな? そんな恥ずかしい格好でイクのはイヤだよなぁ」
「ベッドでイキたいよなあ。美穂? じゃあ、ベッドに戻ろうか?」
来た道を帰ることを、僕は美穂に強いたのだ。

美穂はイキたいけど、こんなところで立ったままでイクことには強い抵抗感があった。
これまでに何度もオナニーでイッたことはあるが、それはいつもあのベッドの中だった。
こんなところで立ったままでイクなんて考えられない、イクのはいつものベッドで、という強い思いが美穂にはあった。
だから僕の「ベッドに戻ろう」という言葉に、美穂は素直に反応した。
「はい・・、ご主人さま・・」

だが、ベッドまでまたさっきのようにガニ股でオマンコの中のサインペンの刺激に弄ばれながらも歩いていかなければならないということに、美穂はカーテンから一歩を踏み出してやっと実感した。
カーテンにしがみついてじっとしていると、サインペンの刺激はそんなに強くは感じなかったけれども、いざ一歩を踏み出すとまたさっきの電流が全身を走りぬけていく。
「いやぁ・・。」
イクのを我慢していたため、その刺激はこれまでの数倍の強さに感じた。
頭の芯がしびれる。
一瞬、目の前が見えなくなったような気がした。
最初の一歩を踏み出した勢いで、美穂はそのまま数歩を進んでしてしまった。

もう今立っている場所はカーテンからは離れてしまい、ベッドにはまだまだ遠い。
そんな位置で、美穂は立ち往生してしまった。
足がもう動かない。
膝がガタガタと震えている。

どうすることもできなくなって屈もうとして腰を曲げた瞬間、オマンコの中の2本のサインペンがオマンコの奥に突き刺さるような強い刺激を美穂に与えた。
「きやぁ」
これまでにない甲高い悲鳴が聞こえた。

進むこともできず戻ることもできず、屈むことすらできなくなった美穂が、部屋の中で膝を震わせながら立ち尽くしている。
全裸になっているため、胸の小さな乳首がピンと尖がっているのが見える。
(ああぁ・・、ベッドに・・、早くベッドに戻りたい・・)
(ベッドに戻れば、イクことができる・・)
その思いが、美穂を強く捉えていた。

美穂はしばらくの間、そこに立ち尽くしていたが、いつまでもこのままでいることはできない。
このままでは、ここてイッてしまいそうになる。そのことを美穂は感じ始めていた。
ここでこんな格好をしながら立ったままでイクのは、イヤだ・・・。
それだけが今の美穂のぼーっとした頭の中に浮かんでいた。

ついに意を決したようにして、震える足を何とか前に出して、思いっきりガニ股の恥ずかしい格好で息を止めて、そして一気にヨタヨタとベッドまで歩いていった。
ベッドまでのほんの数秒ほどの間に、美穂は全身を貫くような稲妻を一気に浴びた。
ベッドに辿り着いてそのまま倒れこんだ格好になった美穂は、腰までがガクガクと動いているのが分かった。
全身に鳥肌が立ち、呼吸が苦しいほどだ。
「はっ、はっ、はっ・・」
声が出せない。
しばらくはそのままベッドで倒れこんでいた。

僕は電話から聞こえる美穂の息遣いから、その状況を察した。
激しい息遣いで電話からは、
「ザーッ、ザーッ、ザーッ・・」という風の流れるような音だけが聞こえてくる。
美穂の呼吸の音だ。

しばらく僕は黙ってその呼吸の音を聞き続けた。

やがて、段々のその音が小さくなってきた。
短かった呼吸の間隔も少しずつ長くなり、会話が可能と思えるほどになったきた時、僕は言った。
「どうだった? サインペンを入れたままでのお散歩は?」

「・・・、すごく・・・、気持ち・・よかった」
息はまだ落ち着いていないけれども、ご主人様の声に反応して美穂は答えた。
「ああぁ・・、でもイキたい・・・」
「ご主人さまぁ、イッてもいいですか?」
ベッドに戻ったことで、元気を取り戻したかのように美穂はいやらしい言葉を連発した。
「お願いです、イカせてください・・・」
「ご主人・・さまぁ」
すがるような声で、僕に美穂は言った。

「そうか、そんなにイキたいのか?」
僕は美穂に確認するかのようにして言った。

「はい、イキたい、イキたいですぅ・・・。ご主人さまぁ、イキたいの。美穂はイキたいの・・」
なんといういやらしい言葉だ。
とうとう、美穂はこんないやらしい言葉を僕に言うようになった。
だが、美穂はイクためにはこれからまだ悶え狂う時間を経験しなければならなかった。
そう・・・、SM調教のクライマックスがこれから始まるのだ。


・・・つづく。


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